簡単!教材観書き方ポイント3選

こんにちは。でりぐです。

皆さん、学習指導案を書く時に「教材観」って書きますよね。

この「教材観」って何を書けばいいんだろう。

大体で書いていたけど、何を書くのがいいんだろう。

こんなふうに考える先生方が多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな「教材観」を簡単に、しかも納得できる書き方について解説していきます。

今回は小学校の国語科の書き方で具体的に解説していきますが、その他の教科にも応用できるかと思います。

でりぐ

みなさんが教材観を書くときに役立ちます!

目次

教材観を書くときのポイント3選

結論からいきましょう。教材観を書く時には、次の3つを押さえれば完ぺきです!

・その教材の内容
・その教材の特徴
・学習との関連

この3つが書けていれば、教材観としては十分です。それでは、1つずつ解説していきますね。

その教材の内容

まずは、その教材の内容を書きます。

内容全てを細かく書くということではなく、大まかな紹介といった感じですね。

国語科で読み物を扱う単元であれば、その作品の大まかなあらすじということになります。それを端的に1文で表します。

例えば、小学5年生で学習する「大造じいさんとがん」(東京書籍5年)の教材の内容であれば、次のようになります。

本単元で中心となる教材「大造じいさんとがん」は、狩人である大造じいさんががんの頭領である残雪との関わりの中で,残雪に対する心情を変化させていき、最後は残雪を好敵手として認める物語である。

その教材の特徴

次に、その教材の特徴を書きます。

特徴は、その教材ならではのもの、その教材ならではのことですね。他の教材とはどのようなところが違っているのか、ということを書けるといいと思います。

これも同じように「大造じいさんとがん」を使って書いてみると次のようになるでしょう。

作品は大造じいさんの人物像や場面の様子について、情景描写などの表現を効果的に用いながら豊かに描かれており、表現の効果について考えることに適した教材である。

学習との関連

最後に教材を使った学習との関連を書きます。教材は学習に使う材料なので、学習との関連が最も重要となります。

その教材でどのような学習ができるのか、その教材がどのように学習に役立つのか、といったことが書けるといいですね。

「大造じいさんとがん」だと次のような書き方になります。この学習では、機能語に着目して表現の効果に迫ろうとした学習なので、次のようになります。

大造じいさんの会話や心内語には、機能語が効果的に使われており、これらの語句も効果的な表現として取り上げることができると考える。

まとめ

まとめです。ここまでの3つのポイントを基にすると、「大造じいさんとがん」の教材観は次のようになりますね。

本単元で中心となる教材「大造じいさんとがん」は、狩人である大造じいさんががんの頭領である残雪との関わりの中で,残雪に対する心情を変化させていき、最後は残雪を好敵手として認める物語である。作品は大造じいさんの人物像や場面の様子について、情景描写などの表現を効果的に用いながら豊かに描かれており、表現の効果について考えることに適した教材である。また、大造じいさんの会話や心内語には、機能語が効果的に使われており、これらの語句も効果的な表現として取り上げることができると考える。

いかがですか。この単元で扱う教材のことについて適切に表現できてますよね。

教材観を書く3つのポイントは、

その教材の内容
その教材の特徴
学習との関連

でりぐ

これで教材観はバッチリですね!

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