こんにちは。でりぐです。
皆さんは「授業づくり」と聞いて、どのようなイメージを持っていますか。
「大変」「やること、考えることが膨大にある」「複雑すぎて悩む」「何をどうしていったらいいのか…」
このように思っている先生方も多いかもしれませんね。
今日は、授業づくりをものすごくシンプルに考えられるようにしていきます。
シンプルな考え方を持っていると、悩んだ時や困った時などに、そこに立ち戻って考えることができるようになります。
そうすると問題も解決しやすくなりますよ。
一緒に授業づくりの考え方を学んでいきましょう!
【結論】授業づくりのシンプルな考え方
授業づくりのシンプルな考え方は、コレです。
何を どのように 学ばせるか。
コレだけです。簡単でしょ?
今の日本の教育の考え方は「学習者主体」「子ども主体」となっています。
ですから、授業づくりをするのは教師ですが、学ぶのは学習者、子どもなのです。
だから、「何をどのように教えるか」ではなく、「何をどのように学ばせるか」なんですね。
まずは、学習内容の研究を
このシンプルな考え方の「何を」の部分は、学ばせる「内容」になります。
先生方は「学ばせる内容」について、きちんと理解していますか。
「もちろん理解しています!」という声が聞こえてきそうですが、教科書に書かれていることの背景や理論までを理解できていますか。教科書に書かれていることの奥まで、さらに書かれていないこと、授業では扱わない高度なことも理解できていますか。
そこまで分析・研究することが「教材研究」です。
「授業で扱わないことまで研究する必要はない」
という声も聞こえてきそうですが、
では、皆さんはちょっとそのことに詳しい近所の知り合いと、その道に精通したプロとでは、どちらに質問に行きたいでしょうか。
どうせならプロに聞きたいと思うのではないでしょうか。
基本を教えるにしても熟達したプロの方が教え方が上手ですし、おもしろくて魅力的です。
さらに、それが高度なものにつながっていくことが見通せているので、応用にもつながりやすいのです。
ですから、「何を」学ばせるかという「学習内容」をしっかりと研究しておくことが、授業をおもしろくて分かりやすい、魅力的なものにしてくれます。
次に、学習方法のバリエーションを
「学習内容」について分析・研究できれば、次は「どのように」学ばせるか、つまり「学習方法」です。
「学習方法」については、昔ながらの方法から、ICTを活用した最先端のものまで、数多くの方法があります。
それらを「学習内容」と「学習者の実態」に応じて、選び、組み合わせて、最適なものを選んでいきます。
ここで、大切なことは「バリエーションを豊富に持っておくこと」です。
よく授業が上手な先生は「引き出しが多い」と言われます。それは、「学習方法のバリエーションが豊富だ」ということなのです。
ですから、まずは学習方法のバリエーションを増やすことが目標です。
本を読んだり、研修会に参加したり、他の先生方の学習方法を教えてもらったりして、とにかく増やします。
増やして使っているうちに「使い方」や「使いどころ」が分かってきます。
慣れてくると組み合わせたり、アレンジしたりすることができるようになりますよ。
【結論】授業づくりのシンプルな考え方
何を どのように 学ばせるか。
授業を構成しているのは、「学習内容」と「学習方法」です。
例えば、
- 小数のかけ算を 説明する活動を通して 学ばせる。
- ものの燃え方を 木の燃え方の実験で 学ばせる。
- 跳び箱の跳び方を 似たような運動遊びを通して 学ばせる。
大まかに言えば、こうなります。あくまで基本のシンプルな考え方として整理したものです。
ここからさらに「学習内容」と「学習方法」を具体的に詳しくしていくことになりますが、基盤となるのは、この考え方です。
ぜひこのシンプルな考え方を基盤にしてみてくださいね。
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